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横浜国際総合競技場

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概要

横浜国際総合競技場は、エキスパンションジョイントの無い一体な多連続PC剛節構造(PCラーメン構造)です。 PC圧着関節工法は、耐久性が非常に高く、この競技場のように大空間を持つ巨大な構造物建設を可能にし、しかも従来のSRC構造に比べて建設工期を大幅に短縮できます。

横浜国際総合競技場

横浜国際総合競技場
設計 松田平田・東畑建築事務所 共同企業体
施工 竹中・奈良 建設共同企業体、銭高・日本銅管工事 建設共同企業体、日本国土・渡辺 建設共同企業体、佐藤・三木 建設共同事業体、竹中・駿河 建設共同企業体、松尾・奈良 建設共同企業体
用途 陸上競技場
敷地面積 164,054.86m2
延床面積 171,024.262
スタンド部施工床面積 164,000m2
階数 地上7階
収容人員 7万人

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PC圧着関節工法

  • 冠水対応に優れている
    (敷地が鶴見川の河川敷(調整池)のため)
  • S造やSRC造と比較して経済性が高い
  • 高品質で均一な部材が得られる
  • RC造と比較して工期の短縮化が図れる。SRC造に比べ工期は1年間短縮化
    (スタンド部施工床面積16万4000m2の建方工事が13ヶ月で完了)
  • 熟練労働者を45万人削減
  • 耐震性・耐久性が良い

世界初 全長850mのノンエキスパンションジョイントを実現

収容人数5万人以上の競技場の場合、周長は600m~900mに達します。通常は熱応力によりコンクリートの伸縮が発生するため、60m~90mおきにエキスパンションジョイントが設けられます。 横浜国際総合競技場は、全周長が850mにもなりますが、PC圧着工法の採用により、プレストレスト力が熱応力発生時に対応できるように予め緊張することでエキスパンションジョイントのない一体な構造を実現しました。

このノンエキスパンションジョイントの施工は、PC部材の乾燥収縮、温度応力、プレストレスによる弾性 収縮を最小限にするため、全体を4エリアに分割し、建方の最終段階で各コーナー部の剛節部分の可動端で同時に緊張し、全体を一体な構造としています。

施工写真

夜景

夜景

外観

外観

スタンド下部

スタンド下部